食品ロスについて

2020年11月17日

10月29日の田中入馬氏のお話を伺って

「もっと知ろう、私たちの環境」プロジェクトの勉強会はフードロスについてのお話を田中氏にして頂きました。

今回のお話の中でまず、知らなければならないことは言い方の問題でした。

フードロス(Food loss)とフードウエイスト(Food waste)

世界での定義として、フードロスと言うのは、例えば、運搬中にこぼれ落ちる、保管中に虫に食われる、など、意図せずに失っていることを言います。もし道路が整っていたら落ちなかった、設備が整っていたら虫に食われなかったと改善できるのに失われた物について言うことば。

一方、フードウエイストとは、それこそ「もったいない」に表せる食べられるのに廃棄される食品のことを言うのだそうです。

本来なら、食品廃棄について語る時はフードウエイストと言うべきところを、日本ではフードロスとして広まってしまっています。ですから、正しく言うためには日本で「食品ロス」と言いましょうとのことでした。


さて、その食品ロス、日本では年間612万トンも捨てられています。これは一人当たりにすると、年間の一人のお米の消費量に相当する量と同じなのだそうです。

世界では未だに7億もの人が飢えているのに…。


そしてもう一つ、新たに知ったのは…

「三分の一ルール」

例えば、賞味期限が9か月あった場合、製造から3ヵ月までに製造者は納入しなければならず、

販売店は6ヵ月までしか販売してはならないのだそうです。

残り3ヵ月の賞味期限が残っていても、お店には置いてはならないのだそうです。


それで納得しました。先日スーパーでまだ賞味期限がたっぷり残っている(と思われた)のに棚卸の為と言って安売りワゴンに入っていた理由が。

農林水産省より画像     

田中氏のお話がお聴きになりたい方はご連絡下さい。YouTube動画をお知らせいたします。

Copyright (c) 2020「もっと知ろう、私たちの環境」プロジェクト

 Illustration by ふわふわ。り https://shimizumari.com/fuwa2li
Powered by Webnode
無料でホームページを作成しよう! このサイトはWebnodeで作成されました。 あなたも無料で自分で作成してみませんか? さあ、はじめよう